雑談

PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解(藤森慎吾)

今日は、PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解(藤森慎吾)を読みました。

みなさんご存知のオリエンタルラジオの藤森慎吾さんです。藤森さんの幼少期から芸能人になる決意をし、芸能人として活躍する半生が書かれています。

藤森さんはデビュー当時から大活躍であったので、意外なほど謙虚な心も持っていて、相手への気遣いがあることがよくわかりました。気遣いはテクニカルな何かではなく、藤森さんが痛い思いをして手にしてきた人柄や考え方から滲み出ているものなんだなと思いました。

YouTubeを始めた当初のお話が自分ごとのように感じられたので紹介します。

たとえば、音を拾うために胸元などにつけるピンマイク。このつけ方ひとつ、僕はよくわかっていなかった。テレビ局では本番前に、音声さんがいいタイミングと按配でセッティングしてくれていた。人任せでセットしてもらいながら、僕はただ偉そうに突っ立っているだけだった。

ところがYouTubeの撮影は、すべてが自力だ。自分で機材を揃えてピンマイクをセッティングしなくてはいけない。これがひと苦労だった。収録したあとにデータを抜き取って、それを編集してくれる人に送って……と、さまざまな作業があると知った。音声さんって大変な仕事をしているんだなと、自分でやってみて初めて気づくのだった。

世の中のあらゆる人に感謝の気持ちを持つというような、聖人みたいな真似はなかなかできるものじゃない。ただ、少なくとも仕事上で深く関わる人に対しては、感謝の念を持っておかなくてはいけない。

PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解(藤森慎吾)

僕も開業してみて思い知ったことがたくさんあります。

病院勤務のときは診療だけに専念できます。採血は看護師さんがとってくれ、血液検査は検査技師さんがやってくれます。病院の宣伝や転院の調整も事務さんがやってくれます。

でも、今は病院勤務時代では考えられない仕事がたくさんあります。人を雇ったり、業者への入金、マーケティングなども自分が主体になります。診療以外にもとてもたくさんの仕事があって病院は成り立っています。今まで病院勤務時代には気が付かなかったのですが、多くの人に支えられていたのだと実感します。

まあ今でもうちのスタッフには色々と支えられてやっとのことでクリニックを運営しているので、自分の力では全然ありません。

人は自分一人では何もできません。

ちょっと考えれば簡単にわかることですが、色々と経験してきたからこそ深く気づくことができることがあると今になってしみじみと思います。

本書では、藤森さんらしさを垣間見ることができます。周りへ感謝を忘れないこと、ありのままの自分を受け入れることといった仕事にもプライベートにも役立つ内容でした。

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