あなたはきっと、子どもが幸せに育つために、何ができるか常に考えている素晴らしい親だと思います。
私もその一人で、子どもが少しでも幸せになれるように色々と苦慮してきました。
子育ては非常に難しいタスクで、特に現代社会では、様々な情報が溢れており、何が正しく、何が間違っているのか判断が難しいことも多いです。今日は、最近、色々な本を読んだり、コンテンツを視聴したりして得た知識を、他の親御さんとシェアしたいと思ってこの記事を書きました。
子どもの人格や将来の幸福にとって、親の役割は非常に重要だとぼくは考えていました。みなさんもそう信じていませんか？
もちろん、親の存在はとても大切です。僕も自分の親には感謝を常にしております。
でも、意外なことに、研究結果によれば、親の育て方が子どもの人格に影響する割合はあまり多くはなく、10%前後ではないかという研究もあります。
驚きませんか？
ぼくはちょっと驚きました。意外に親って影響は少ない！実は友達や環境の影響の方が、子どもにとって大きいとされています。
自分のことを思い出してみるとそんなものかもしれないと思います。意外なところで親と同じような考え方をしますが、すべてが影響を受けたともいえず、友達の一言やテレビのドラマ、本、社会情勢や周囲の環境から進学、進路や転職を決めたりしてきたと思います。
親のできること
親の影響力は10%前後とされていますが、少ないようにみえても、とても重要な役割を果たしています。
特に、子どもの成長に良い環境を整えることは、親の大切な仕事の一つです。
幼少期の子どもは、自分で自分の環境を整えることができません。ですから、意識の高い友達が多い環境や、子どもにとって勉強に適した環境を作ることは、親にとって重要な役割です。
環境や友達の影響を受けることが多いのでそこを可能な限り整えてあげたいですよね。
ぼくも親のおかげで塾や予備校に入れてもらいました。これは自分では絶対にできないことです。
しかし、それと同時に、親自身が自分を優先することも大切なんです。
もしも親自身が幸せでないと、子どもを含め、他人に幸せを与えることはできません。親がストレスを感じていると、その影響は子どもにも及びます。だから、親であっても、自分の幸福はまず優先することが大切です。
親が自分を大切にし、自分の幸せを優先することで、子どもにも良い影響を与えることができます。親が幸せであれば、子どもも幸せになります。親の幸せが、家庭の幸せにつながります。
子どもは不完全な親から学ぶ
親が完璧である必要はありません。むしろ、不完全であればあるほど、子どもは成長する事例がたくさんあります。
子どもは、親が失敗したとき、どう対処するかを見て、その姿勢から学びます。だから、失敗しても大丈夫。それが、子どもにとって大切な学びの場となるのです。
親が完璧に何でもこなしてしまうと、子どもは自分で何かをする必要を感じなくなってしまいます。親がすぐに解決してくれるから、自分で考えたり、チャレンジしたりすることが少なくなります。それでは、子どもは自立する力を育てることができません。
親は、自分を受け入れ、ありのままでいいと言えます。
子どもは、親が人間らしい姿を見せることで、自分自身も完璧でなくていい、失敗してもいい、ということを学びます。頑張って親を演じる必要はありません。
子どもの成長の過程で、親自身も仕事や夫婦関係などでたくさんの不安やプレッシャー、ストレスを感じることがあります。しかし、親が完璧である必要はないのです。親の誠実さ、愛情、努力、失敗が、子どもにとっても大切な学びとなります。
おわりに
子どもが幸せに成長するために、親が頑張りすぎることは逆効果かもしれません。
大切なのは、自分を優先し、ありのままの自分でいることです。そして、子どもの環境を整える努力をすること。それだけで、十分素晴らしい親なんです。
親は子どもにとって最も特別な存在です。あなたの幸せが、子どもの幸せにつながることを、忘れないでください。
