おとなの病気 子どもの病気

今冬、私たちを取り巻く感染症の現状とその対策

私たちの周りでは様々な感染症が活発になっています。子供たちが元気に遊んでいた公園も、いつの間にか咳やくしゃみの音が聞こえるようになりました。大人も例外ではなく、オフィスや家庭で感染症の話題が増えてきています。

本日の当クリニックでの診療記録を見ると、インフルエンザAとBにそれぞれ2名、アデノウイルス2名、新型コロナウイルスによる感染が10名、溶連菌感染症3名、マイコプラズマ2名と、様々な感染症が確認されています。特に新型コロナウイルスの診断例が多い傾向にあり、やはり警戒が必要です。

新型コロナウイルスの中でも、オミクロン型から派生した「JN.1」という変異株が、日本や米欧など世界中で感染が拡大しています。2023年12月からは国内の入院患者数が増え続け、2023年夏の第9波のピークを上回る事態になっています。さらにインフルエンザなど他の感染症も同時に流行しており、各地の医療機関は逼迫した状態に陥っています。

このような状況の中で、私たち一人ひとりができる予防策は何でしょうか。まず基本となるのは、手洗いとアルコール消毒の徹底です。外出から帰ったら、食事前やトイレの後はもちろん、こまめに手を洗いましょう。また、マスクの着用も引き続き重要です。人混みの中や公共の場では、マスクをして自分と他人の健康を守りましょう。

免疫力を高めることも、感染症から身を守るためには大切です。バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけて、体の抵抗力をつけましょう。また、インフルエンザや新型コロナウイルスにはワクチンがあります。医師と相談して、ワクチン接種を検討するのも一つの方法です。ちなみに当院のインフルエンザワクチンは現在終了しました。

最後に、体調が悪い時は無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。自分だけでなく、周りの人たちの健康も考えた行動が求められます。この冬をなんとか乗り越えましょう!

-おとなの病気, 子どもの病気

まなびメモをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む