みなさんは、毎日の歯磨きをどれくらい大切に思っていますか?
多くの人にとって、歯磨きは朝晩の日課であり、健康な生活を送るための基本中の基本かもしれません。
しかし、ただ歯を磨くだけではなく、その背後にある健康への影響を知ることは、私たちが思っている以上に大きな意味を持っています。
最近、歯と歯茎の間に潜む「歯周病」が、日本人に最も多いがんの一つ、大腸がんと深い関連があるという研究報告が相次いでいます。なんと、歯周病を治療することで大腸がんのリスクを下げる可能性があるのです。これはただの歯磨き以上の話、私たちの健康を守るために今すぐ知っておくべき情報です。
歯周病とは何か?
歯周病は、歯と歯茎の間に細菌が繁殖し、歯がグラグラする、口臭がするなどの症状を引き起こす病気です。
特に、フソバクテリウム・ヌクレアタムという細菌が、大腸がんとの関連で注目されています。
この細菌は、大腸がんの悪化や発生に関係している可能性が指摘されています。
研究から何が分かったのか?
横浜市立大学の研究チームは、歯周病治療によって便中のフソバクテリウム・ヌクレアタムが減少すること、また大腸がん組織にも同じ遺伝子タイプの菌株が存在することを発見しました。
これは、口から入った菌が大腸に到達し、大腸がんのリスクを高める可能性を示唆しています。
歯周病治療の意義
歯周病は、単に口内の問題だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。
特に、大腸がんだけでなく、心血管疾患や糖尿病など、さまざまな病気のリスクを高めることが知られています。
このため、定期的な歯科検診と適切な歯磨きが非常に重要です。
どうすればいいの?
まずは、定期的に歯科でチェックを受け、歯周ポケットの掃除やバイオフィルムの除去をしてもらいましょう。
また、家庭や職場での適切な歯磨きを日常の習慣にすることが大切です。これにより、歯周病の予防とともに、大腸がんなどの全身の病気から自分自身を守ることができます。
かかりつけの歯科医をもつことはとても大切です。以下の記事も参考にしてください。
まとめ
歯周病と大腸がんとの関連にはぼく自身意外でした!
毎日の歯磨きや定期的な歯科検診の重要性を再認識し、積極的に自分の健康を守る行動を取ることが求められています。