日常生活において、突然の疲れやめまいに悩むことはありませんか？その原因かもしれないのが貧血です。
貧血は、体内で酸素を運ぶ重要な役割を果たす血液中の成分であるヘモグロビンが不足する状態です。この記事では、貧血の症状や対処法について解説します。
貧血とは？
貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなることで引き起こされる状態です。
ヘモグロビンは、肺から取り込んだ酸素を全身の臓器や組織に運び、生命を維持するために不可欠な役割を果たしています。
赤血球の数が減少したり、ヘモグロビンの濃度が低下することで、酸素を運ぶ能力が低下し、身体の各部位に酸素が行き渡りにくくなります。
貧血の主な症状
貧血の主な症状は以下の通りです。
息切れ
日常的な活動や運動時に、通常よりも早く息が切れる感覚があります。
疲れやすさ
少しの活動や運動でも疲れやすく、持続的な疲労感があります。
めまい、立ちくらみ
突然のめまいや立ちくらみが起こり、バランスを保つのが難しくなります。
頭痛
頭部に鈍痛や圧迫感が生じることがあります。
動悸
心臓の鼓動が速くなり、不規則に感じることがあります。
これらの症状が長期間続く場合は、貧血の可能性があります。
貧血の重症化に伴う症状
貧血が進行すると、以下のような重症化した症状が現れることがあります。
Hb（ヘモグロビン値） 8～9g/dl以下
無症状の場合がありますが、頭痛や疲れやすさなどが現れることもあります。
Hbが7g/dl以下
頭痛、耳鳴り、めまい、疲れやすさなどが認められます。
Hbが6g/dl以下
心不全の症状である息切れや息苦しさが現れることが多くなります。
貧血が進行すると、生活の質や健康に深刻な影響を与える可能性があるため、早期の診断と適切な治療が望まれます。
さいごに
貧血は身近な症状に見えるかもしれませんが、その影響は重大です。
日常生活で疲れやめまいを感じる場合は、貧血が原因かもしれません。
適切な治療と生活習慣の見直しにより、貧血の症状を改善し、健康的な生活を送ることができます。
