予防接種

【2026年度】帯状疱疹ワクチンの定期接種がはじまります|対象年齢と注意点を解説

🔄 最終更新日: 2026年5月9日

📅 2026年4月6日 (1ヶ月前に公開)


はじめに

「帯状疱疹のワクチン、無料で打てると聞いたけど、自分は対象?」

そんなご質問が増えてきました。2026年(令和8年)4月から、帯状疱疹ワクチンの定期接種(公費接種)が新年度分としてスタートしています。

ただし、公費で打てる機会は生涯に一度だけというとても大切なルールがあります。「来年でいいや」と思っていると、チャンスを逃してしまうことも。

この記事では、2026年度の対象者・接種期間・注意点をまとめました。

👉 関連記事:帯状疱疹が痛すぎる〜症状と治療について〜


接種期間

令和8年4月1日(2026年)〜 令和9年3月31日(2027年)

今年度中に接種を済ませることが必要です。


対象者は?

以下の2つの条件のいずれかに該当し、これまで帯状疱疹ワクチンを一度も打ったことがない方が対象です。


① 令和8年度に特定の年齢になる方

生年月日をご確認ください。

年齢生年月日(和暦)生年月日(西暦)
65歳昭和36年4月2日〜昭和37年4月1日1961年4月2日〜1962年4月1日
70歳昭和31年4月2日〜昭和32年4月1日1956年4月2日〜1957年4月1日
75歳昭和26年4月2日〜昭和27年4月1日1951年4月2日〜1952年4月1日
80歳昭和21年4月2日〜昭和22年4月1日1946年4月2日〜1947年4月1日
85歳昭和16年4月2日〜昭和17年4月1日1941年4月2日〜1942年4月1日
90歳昭和11年4月2日〜昭和12年4月1日1936年4月2日〜1937年4月1日
95歳昭和6年4月2日〜昭和7年4月1日1931年4月2日〜1932年4月1日
100歳大正15年4月2日〜昭和2年4月1日1926年4月2日〜1927年4月1日

ポイント: 対象は「5歳きざみの節目年齢」です。来年また機会があるわけではありません。


② 60歳以上65歳未満で、HIV感染による免疫機能障害がある方

昭和37年4月2日〜昭和42年4月1日生まれの方が該当します。厚生労働省令で定める「日常生活がほとんど不可能な程度の障害」がある方が対象です。


最重要:公費接種のチャンスは生涯に一度だけ

これが最も大切なポイントです。

たとえば今年65歳で対象になっても、「今年は様子を見て、70歳のときに打とう」とすると、70歳のときは定期接種の対象にはなりません。

今年65歳で「様子見」→ 70歳時点では定期接種の対象外(全額自費)
今年65歳のうちに接種 → 公費助成で自己負担が大幅に軽減!

定期接種による公費負担を受けられる機会は、生涯に一度です。

「そのうち」は通用しない制度設計になっています。対象の方はぜひ今年度中の接種をご検討ください。


帯状疱疹とはどんな病気?

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、体内に潜み続け、免疫が落ちたときに再び活性化することで起こります。

水ぼうそう(水痘)について

  • 体の片側にピリピリ・ズキズキとした痛みが出る
  • その後、赤い発疹・水ぶくれが帯状に広がる
  • 治った後も**神経痛(帯状疱疹後神経痛)**が数ヶ月〜年単位で続くことがある

50歳を過ぎると発症リスクが上がり、80歳までに約3人に1人がかかるとされています。

受診のタイミング

「体の片側にピリピリする違和感・発疹が出た」「片側の目・耳に症状が出た」場合は、72時間以内に受診することが重要です。早期に抗ウイルス薬を開始するほど、PHNのリスクを下げられます。


帯状疱疹ワクチンは2種類あります

帯状疱疹ワクチンには「シングリックス」と「ビケン」の2種類があります。

シングリックスビケン
種類不活化ワクチン生ワクチン
接種回数2回(2〜6ヶ月間隔)1回
予防効果約90%約60%
神経痛の予防9割以上6割程度
当院での費用19,500円×2回=39,000円
(公費助成後は自己負担が軽減)
6,800円×1回
(公費助成後は自己負担が軽減)

どちらも定期接種(公費)の対象ですが、
予防効果の高さからシングリックスを選ばれる方が多い傾向にあります。
免疫が低下している方はシングリックスしか接種できません。

どちらが自分に合っているか、受診時にご相談ください。


他のワクチンとの接種間隔について

帯状疱疹ワクチンの接種を考えるとき、
「他のワクチンと一緒に打てるの?」という疑問をよく受けます。

シングリックス(不活化ワクチン)の場合

他のワクチン間隔
インフルエンザ・肺炎球菌・RSVなど制限なし(同時接種も可)
新型コロナワクチン互いに2週間あける

ビケン(生ワクチン)の場合

他のワクチン間隔
インフルエンザ・肺炎球菌・RSVなど制限なし(同時接種も可)
新型コロナワクチン互いに2週間あける
MR・BCGなど他の生ワクチン27日以上あける

ポイント

  • シングリックスは新型コロナワクチン以外は基本的に制限なし
  • インフルエンザやRSVワクチンと同じ日に接種することも可能です
  • 複数のワクチンを受ける予定がある方は、
    まとめてスケジュールを組むことができますので受診時にご相談ください

当院での接種について

当院(南22条おとなとこどものクリニック)でも帯状疱疹ワクチンの定期接種に対応しています。

接種を希望される方は、Webでご予約ください。


まとめ

  • 2026年度の帯状疱疹定期接種は2027年3月31日まで
  • 対象は65・70・75・80・85・90・95・100歳になる方(節目年齢のみ)
  • 公費接種は生涯に一度。今年を逃すと次のチャンスはない
  • 過去に一度も帯状疱疹ワクチンを打ったことがない方が対象

参考:厚生労働省ホームページ 帯状疱疹ワクチン

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南22条おとなとこどものクリニック

  • この記事を書いた人

小林 俊幸

小林俊幸|南22条おとなとこどものクリニック院長。小児科・総合内科。「がんばりすぎない健康」をテーマに情報発信中。 お問い合わせはこちら

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