こころを整える

リトマス試験紙のように子どもへの対応を測定する

4月9日の朝は冷たい雨が降っておりました。寒く雨の降る朝は、気分もどんよりとしがちですね。しかし、これも自然の移り変わりの一つ。春の陽気がますます待ち遠しくなる季節です。温かい飲み物が美味しく、暖かい衣服で体を温めるさいごのチャンスかもしれません。最近、朝のルーティンはホットプロテイン、コーヒー味です。朝の空腹の胃にしみいります。

今日は、子どもに対する大人の反応の紹介です。

子どもに対する大人の適切な対応は、その状況や子どもの個性によって異なります。

子どもへの対応がうまくいっているかを俯瞰的にみることでまるでリトマス試験紙のように自分の心のゆとりをチェックすることができます。

心にゆとりのある対応

先日、3歳の子どもを床屋に連れていきました。以前にも同じチェーン店を利用したことがあり、前回はiPhoneでYouTubeを見せながら髪を切ったことがあるので、今回も大丈夫だろうと思っていたのですが、その店舗のスタッフはそういった対応はできないと言われました。

子どもが店内のものを触るといちいち注意をされてしまい、子どもも不機嫌になって泣いてしまい、椅子にも座らずにカットは断念しました。

いま、思い返すと「カット専門店」で子どものカットを安く済ませようと考えていたことも甘いと思います。ただ、子どもが入園式間近なのに、いつものお店の予約が取れなかったのです。ちょっと焦っていました。

同じ日に別の床屋に行って同じように説明したところ、「大丈夫、問題ないです」と笑顔で対応されました。ややイカツイ風貌の男性店員だったので心配があったのですが、子どもに優しく声かけをしてくれてたためか、生まれて初めて、iPhoneを見ることもなく、子どもはニコニコしながら髪を切ることができました。「地獄に仏」とはまさにこのことかと思いました。

このエピソードから、子どもへの対応は、対応する人の心に余裕があるかどうかで大きく変わることがわかります。

床屋さんでの例のように、一方の人がうまくいかない場合でも、もう一方の人が上手に対応することができました。

子どもの気持ちや状況を理解して、柔軟に対応することが大切です。

子供に冷たい対応をとってしまう

子供に対する冷たい対応をしてしまうことは、誰にでも起こりうることです。

まず、冷静に自分自身を見つめ直すことが大切です。

何が自分をイライラさせているのか、どのように改善できるのかを考えてみましょう。

ストレスや疲れが原因でイライラしてしまう場合は、自分自身のケアも大切です。十分な睡眠や栄養を摂取し、ストレスを解消するための時間を作ることが重要です。

自分自身に寛容であることも大切です。完璧を求めず、自分自身を受け入れることで、自分自身も子供もストレスを感じずに、より良い関係性を築くことができます。

たとえば、ある日忙しい朝に子供の食事の介助で時間が押してしまい、イライラしてしまったとします。こんな時でも、心にゆとりをもって、「少しくらい遅刻をしたっていいじゃないか」って考えて、子供と一緒に食事を楽しんでもいいんじゃないかって思います。

自分の心を俯瞰しよう

自分も子どもへの対応を俯瞰的にみるとその日の自分の心の調子がわかります。

子どもに心地よく対応できているときは自分の心が整っているとき、子どもへの対応がやや冷たい感じの時は心が乱れているときです。

親や大人が子どものニーズに合わせた対応をすることで、子どもが安心して成長できる環境を作ることができます。

リトマス試験紙という言葉は、酸性とアルカリ性を測定するためのものであり、子どもへの対応もまた、その人の心の状態や柔軟性を測る「試験紙」のようなものだと言えます。

子どもが成長するには、親や大人のサポートが欠かせません。子どもにとって安心できる環境を作るために、親や大人は子どもの気持ちや状態に敏感になり、柔軟に対応することが必要です。

子どもと向き合うときは、まるでリトマス試験紙のように、自分の心の状態を常に測定し、自分の心をコントロールしながら、子どもの成長を見守っていきたいものです。

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