おとなの病気

高齢者はスマホが使えないというのは思い込みかもしれない

「南22条おとなとこどものクリニック」ではWEB予約、WEB問診をやっています。

みなさんの想像できるかと思いますが、20歳台〜中年の方はWEBをよく利用してくれますが、高齢者の利用率はとても低いのが現状です。

「そりゃねー、高齢者はいまさらスマホ操作なんて覚えないでしょう」って思う方が多いと思いますが、一部は正解、一部は不正解です。

今日はぼくが目撃した衝撃のオンライン勉強会の話から「高齢者はスマホが使えないというのは思い込み」ではないかというお話です。

衝撃のオンライン勉強会

先日、あるオンライン勉強会でコロナワクチンの話をする機会を得ました。そこは、ご高齢者のパソコン教室の生徒さんたちだったのです。

そのオンライン勉強会に参加してくださった方は30名ほどです。みなさんおおよそ60歳台以上でした。最高齢で80歳代の方もいました。

みなさん、熱心に聞いてくださり、最後の質問コーナーでは70歳台であっても、80歳台の方であってもZOOMを使って、バンバンと質問をしてくるのです。

いやー、ほんとに驚きましたよ。

なんてITリテラシーの高さ!

20代であっても30代であってもZOOMに触れたことのない方は大勢いると思います。

高齢者であってもスマホを使いこなしているかたがいましたよ!

高齢者がスマホ操作ができない、苦手なんて幻想かもしれません。

高齢者もスマホ

令和2年通信利用動向調査/ 世帯構成員編」(総務省)

 スマホをもつ高齢者は増えており60代も約8割の人が保有しています。70代も50%弱、80代以上でも一割超です。

令和3年版情報通信白書」(総務省)

 メールの送受信や検索、SNS利用、ショッピング、オンラインゲームなどインターネットの利用全般について、70代も半数以上の方が利用しています。

高齢者のモチベーションは『孫』と『健康』と『防災』

高齢者の大きなモチベーションになるのが『孫』と『健康』と『防災』です。

この3つのコンテンツのためならちょっと大変であってもスマホ操作の勉強を頑張ってくれます。

ぼくの両親も孫とLINEで友達になりメッセージや画像のやり取りをしています。

「えっ?そんな動画を送りあったりできるだ」って関心してしまうことも多々あります。

みなさんの周りでもお孫さんと連絡をしあっている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

さきほど例に出したのは『健康』を向上するためのオンライン勉強会です。『健康』のために高齢者は一生懸命にスマホ操作を勉強しています。

高齢者は面倒くさがるかもしれない

高齢者がスマホ操作が苦手な理由はタッチ操作が苦手、用語が覚えられない、画面のどこに触れたらよいかわからないといったことがあります。

モチベーションがあっても、なかなか操作を覚えることができないかもしれません。

そんな時は根気強いサポーターが必要です。

家族がサポーターであれば一番よいのですが、独居の方もいると思います。

そんな時はスマホ教室やパソコン教室を利用するという手もあります。

今回のオンライン勉強会の主催者である北海道ITセンターのパソコン&スマホ教室では、懇切丁寧にスマホの使い方を教えてくれます。マンツーマンレッスンも可能です。ぜひ、クリックしてみてください。

高齢者にとってもやっぱりパソコン・スマホは便利

おそらく高齢者がスマホ操作が苦手というのは思い込みです。

モチベーション+根気強いサポーターがいれば使いこなすことができます。

サポーターを探してください!

もし、身近の高齢者が困っていたらサポートしてあげてください。

-おとなの病気

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