今日は堀江貴文氏の著書「信用2.0」からの引用です。
学生時代もいまになっても自分は率先して授業中に手を挙げるタイプではありませんでした。積極的な発言をしているヒトをみると羨ましく思いながら生きてきました。
もちろん発言したことはあるのですが、あまり発表者にとってよい質問ではなかった記憶が頭の中にこびりついており、自分なんかが授業中に質問しても意味はないだろうと思っています。
成人になってからはこの傾向は続いておりセミナーの類に出ることはあっても、よほどのことがない限りは発言はしてきませんでした。先日、一人の講師を招いて聴講する10名ほどの小さな勉強会があったのですが、僕以外の全員が質問をしてからおずおずと質問したものです。
重要なことは、自信を持って自分の意見や質問を表現することです。他の人と比較したり、完璧さを求めることよりも、自分の考えや疑問を率直に表現することが大切です。自分が学びたいことや知りたいことについて、思い切って質問をすることで、新たな視点や知識を得ることができると思います。
この著書からの引用です。
真っ先にパッと手を挙げられない人は、慎重な訳ではない。
むしろ、「言い出しっぺになりたくない」とか「注目を浴びて、たいしたことが言えなかったら恥ずかしい」といった感情に支配されているだけだ。「他人からどう見られるか」が気になって、行動できないでいるだけだ。
信用2.0 自分と世界を変える「最重要資産」
この部分は図星過ぎました。
質問しているときは多少注目を浴びるかもしれませんが、みんなの記憶に残ることはほとんどありません。
先日、ぼくが講演会の演者をする機会があったのですが、残念ながら質問者の質問内容やお顔は覚えていません。ほかのオーディエンスの方も覚えていないでしょう。むしろ覚えてもらえたらラッキーですよね。
人々の注目を浴びることに抵抗感や恥ずかしさを感じることは自然な感情ですが、それにとらわれずに自分の意見や質問を表現することの方が大切ですよね。
「慎重に検討します」と言っていれば、何かそれらしいことをやっている雰囲気を醸しだせるし、自分の臆病さを覆い隠すことができる。
「慎重さ」というのは「やらない言い訳」をつくるために、あなたの脳みそがでっち上げた便利な言葉でしかない。
信用2.0 自分と世界を変える「最重要資産」
「だれか、このプロジェクトのリーダーをやってくれる人はいませんか?」
そもそも自分を含めたたくさんのヒトに聞いているということは誰でもできる仕事の可能性が高く、ちょっとでも面白そうだと思ったら、何も考えずに手を挙げればいいというのは納得できます。
ただ、いまのぼくはあまりできていないことなので、「目の前のことに本当に興味がある」あるいは「これはつかみたいチャンスだ」と思うなら「ノリ」にまかせて飛びつくようにします。
周囲の人も「この人は積極的だな」「フットワークが軽いな」と評価し、あなたの信用はグッと高まることになる。
信用2.0 自分と世界を変える「最重要資産」
積極的に行動する人は、自分の目標に向けて一貫した行動を続ける力があります。それが、人々が彼らを信頼し、評価する理由の一つだと思います。
そのような人たちは常に自分自身のためだけでなく、周囲の人々やコミュニティのためにも行動することが多く、それも信用を勝ち取る要因になっているのではないかと思いました。
「慎重さ」が「やらない言い訳」になりがちです。
「慎重に検討します」と言いつつ行動を遅らせ、結果的にチャンスを逃してしまいます。
重要なのは、何ごとも自分の手で行動に移すこと、そしてそれによって自分の存在を示し、他人からの信用を得ることです。信用とは他人からの評価であり、それは自分の行動や表現からしか得られないものです。