予防接種

5歳〜7歳未満のお子さん、MRワクチンはもう受けましたか?

今日は、特に5歳から7歳未満のお子さんを持つご家庭に、MRワクチン接種の重要性についてお話ししたいと思います。

世界中ではしかの感染が拡大しています。2023年には、前年比で80%増の30万人以上の感染が報告され、特に欧州での増加が目立ちました。この背景には、新型コロナウイルス流行に伴い、はしかのワクチン接種率が下がったことがあります。日本でも、今年2月以降、複数の感染例が出ており、今後の拡大が懸念されています。

はしか、欧州急増し世界的に流行 ワクチン接種減影響か、日本でも

日本においては、はしか(麻疹)と風疹を同時に予防するMR(麻疹・風疹混合)ワクチンが一般的に使用されています。

WHOによると、はしかの流行を防ぐには人口の95%がワクチンを2回接種することが望ましいとされています。日本では乳幼児期に2回の定期接種がありますが、22年度は92.4%まで接種率が下がってしまいました。この数字は、私たちが目指すべき目標から少し離れています。

特に、小学校就学前の1年間(5歳から7歳未満)は、第2期のワクチン接種を忘れがちな時期です。ですから、今こそが、母子手帳を確認し、お子さんがはしかワクチンを含んでいるMRワクチンを2回接種済みであるかを確かめる絶好の機会です。

はしかは、単に子供の病気と思われがちですが、大人にとっても重症化する可能性があります。ですから、このワクチン接種はお子さんだけでなく、社会全体を守るためにも非常に重要です。

私たちのクリニックでは、ワクチン接種の相談も承っております。もし、お子さんがまだ2回の接種を完了していない場合、または接種状況に不安がある場合は、お気軽にご相談ください。

どうぞよろしくお願い致します。

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