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手足口病の“あとに来る”爪トラブル――3ヵ月後、指先に起こる不思議現象

「先生、大変! 爪が浮いてるんです!」

🍊オレンジさん
先生! 手足口病は治ったはずなのに、みかんの爪が根元からパカッと浮いてきたんです。痛みはないみたいだけど、これって大丈夫ですか?

🦖ミドリザウルス先生
落ち着いてね。これは“自然にはがれる爪トラブル(爪甲脱落症)”で、手足口病のあとに時々起こるんだ。簡単に言うと「爪を作る工場(爪母)が一時ストップ → 古い爪が押し出される」現象だよ。

「どうしてそんなことが起こるの?」

🍊みかんちゃん
え〜! 爪の工場がストップしちゃうの? なんで?

🦖ミドリザウルス先生
手足口病は、主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスというウイルスが原因で起こります。とくにコクサッキーA6型やA10型などのウイルスが感染すると、手や足、口の中に発疹ができるだけでなく、治った後に爪がはがれたり変色したりすることがあるんだ。

これは、ウイルス感染によって爪を作る部分(爪母)が一時的にダメージを受けるためと考えられているんだよ。ただし、どのようにしてウイルスが爪に影響を与えるのか、詳しい仕組みはまだ完全にはわかっていないんです。

🍊オレンジさん
難しそうだけど…要はウイルスが工場の電源を落としてしまうイメージですね?

🦖ミドリザウルス先生
そのとおり! でも工場はまた勝手に再稼働するから、新しい爪はちゃんと生えてくるよ。

「いつ起こる? “忘れたころ”のタイムライン」

手足口病が治って安心したあと、次のような流れで爪トラブルが現れます。

発症直後(0週目) ― 発熱と発疹が出る

1〜2週目 ― 発疹がかさぶたになり治る

4〜8週目(多い)/最大 12 週後 ― 爪の根元が白く浮き、横線が入り始める

約 16 週目 ― 古い爪が前へ押し出され、下から新しい爪が完成

    つまり「治ったはず」と思った 1〜3 か月後に気づくケースが多いのが特徴です。

    おうちでできる 5 つの爪ケア

    • 爪を短く切る ― ひっかけ防止で割れにくく
    • 無理にはがさない ― 浮いた爪は自然に任せる
    • 毎日チェック ― 赤み・膿み・痛みがないか確認
    • やさしく保湿 ― アセトンフリーのクリームで乾燥予防
    • テープや絆創膏で保護 ― 引っかけ対策&痛み軽減

    「こんなときは受診してね!」

    🦖ミドリザウルス先生
    次のサインが 1 つでもあれば、早めに医療機関してください!

    • 爪周りが赤く腫れる・膿が出る
    • 強い痛みが続く
    • 38 ℃以上の発熱が再び続く

    まとめ

    🍊オレンジさん
    まとめると…

    • 手足口病のあと、1〜3 か月後に爪が浮いても慌てなくて大丈夫
    • 痛みがなければ待つのがいちばん
    • 爪を短く&清潔保湿でトラブル予防
    • 赤み・痛みなど危険サインがあれば受診

    🦖ミドリザウルス先生
    その通り! みかんちゃんの爪も、数か月後にはピカピカに戻るから安心してね。

    🍊みかんちゃん
    やったー! 安心した〜。先生、ありがとう!!

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