乳児血管腫(苺状血管腫)
2021.01.12
生まれた時はなかったのに、少したってから赤く盛り上がるタイプのあさを乳児血管腫(苺状血管腫)と呼びます。血管がどんどんと増生してしまう病気です。診察時などに質問を受けることがあるのでまとめてみました。
乳児血管腫(苺状血管腫)の特徴
生直後には目立ちませんが、生まれて数日〜数週間後から徐々に出現します。赤く皮膚から盛り上がってきます。早産児、低出生体重児、女児に多くみられます。
出現後は数カ月かけて急に大きくなり、6〜12ヶ月をピークに縮小していき、5〜10歳で自然消退すると言われております。瘢痕を残すこともあります。
見た目はイチゴを半分に割って、皮膚においたような感じです。色は真っ赤です。大きさは様々です。発がんの可能性はありません。
治療は色素レーザーを用いた治療が保険適応となっております。自然消退が期待できますが、大きいものや顔などの露出部にできた時に美容面、外的接触が多い面では治療が検討されます。治療については皮膚科でのご相談をお願いします。