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ブログコロナの陰性証明はできません。

コロナの陰性証明はできません。

2020.04.29

職場の上司に「熱が下がって、咳がなくてもコロナかもしれない!コロナウイルスの陰性証明をもらって来い!」って言われた方はいませんか?

「保健所に電話したけど、PCR検査は断れたし。病院に行くとコロナウイルスをうつされそうだし。どうしたらいいんだろう?」

こういった疑問に答えます。

✔本記事の内容

・コロナウイルスの陰性証明はできません。
・管理者にはお休みができる環境作りが大切です。
・職場復帰には、発症後に少なくとも8日が経過し、かつ、解熱後および症状消失後に少なくても3日が経過していることが目安です。

クリニックで毎日診療していますが、先月から、このような訴えがとても多いです。新型コロナウイルスについての情報が錯綜していて、職場内で混乱していると思います。

こういった経緯から新型コロナウイルスに関する情報をシェアしますね。

コロナの陰性証明はできません。
新型コロナウイルスの陰性証明はできません。

コロナウイルスの陰性証明を職場の管理者からもらってくるように言われるケースが当院で増えております。全国的に増えているようです。PCRを受けないと職場に復帰できないといわれているケースもあるようで、患者さんも困ってしまうと思います。

地域の保健所に電話相談してもほぼ100%検査を断れてしまいます。こまり果てた患者さんが来院するたびにその経緯を説明をしています。コロナ専門家有志の会の記事が参考になります。

風邪症状の職員の管理者の方に知って欲しい4つのポイント
1.休める体制作りを

症状がある方は、まずは休ませるのが正しい対応です。コロナウイルスの可能性は絶対には否定できません。

もし、検査をしてもウイルス量が少ない方や検体の採取がうまくいかないことで、コロナウイルスの患者さんであっても検査では陰性と出ることが多々あります。コロナ肺炎の方であっても2回目、3回目の検査でやっと陽性が判明する人がいるんです。

だから、症状がある方はコロナウイルスであると考えてお休みするのが正しい判断です。

2.「陰性の証明」の提出を従業員に求めない

上記のような理由で証明はできないのです。そのような指示を受けて受診すると、感染を広げてしまったり、感染をもらってしまったりします。特に症状がなく、治療の必要もない方に病院を受診するように指示してはいけません。

厚生労働省からインフルエンザの際にも、「職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくありません。」と宣言しております。

3.自宅で受けられる検査キットの精度は不十分

楽天などを含めて色々な簡易キットが発売されていますが、現時点では、病院で受けるPCR検査と同じくらいの精度での結果は得られません。一般の方がしっかりと患者さんの検体をとることは難しいと思います。

4.発熱や風邪症状があった人の職場復帰の目安

日本産業衛生学会が目安を公表しています。

発熱や風邪の症状があったものの、新型コロナと診断されなかった(PCR検査が陰性、医療機関を受診しなかった場合を含む)人で、自然に解熱、症状が軽減した場合には、次の2つを両方とも満たすことが職場復帰の目安となります。

1)発症後に少なくとも8日が経過している
2)薬剤を服用していない状態で、解熱後および症状*消失後に少なくても3日が経過している

*解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤
**咳・咽頭痛・息切れ・全身倦怠感・下痢など

管理者の方は是非、ご一読をお願いしたい内容でした。

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