コロナウイルスとは?
ヒトに感染するコロナウイルスは、一般的な風邪のウイルスとして4種類あり、風邪の10%から15%がコロナウイルスが原因とされております。2002年から中国で発生したSARS(サーズ)、2012年にアラビア半島を中心に発生したMERS(マーズ) もコロナウイルスの一種です。新型コロナウイルスは、ヒトに感染する7種類目のコロナウイルスです。
2021年12月からオミクロン株が流行しております。
どのように感染するの?
主に3つの感染経路があります。経路に合わせて感染予防対策をとりましょうね。
接触感染
ウイルスが付着したものや感染者の手を触った手を自分の目や鼻や口を触って感染します。手にウイルスがついただけでは感染はしませんので、自分の顔を触る前にしっかりと手を洗うことで予防することができます。
飛沫感染
インフルエンザのような感染症は咳とかくしゃみで広がることが常識でした。その感染対策は症状のあるヒトが咳エチケットをすればよかったのです。
しかし、新型コロナウイルスの場合には発症する前からウイルスを排泄すること、また、唾液にもウイルスがたくさん含まれていることがわかっています。そのため症状がなくてもマスクを外して会話をすることよって唾液を含む飛沫が飛んで感染が成立します。
その対策として、症状がないヒトであってもマスクをする必要があります(ユニバーサルマスク)。
エアロゾル感染
咳やくしゃみ、大きな声で発する飛沫のうち、2~3μm以下の微小粒子のものは空中で数時間はただようとされ、それの微粒子を吸い込むことで感染してします(エアロゾル感染)。特に換気の悪い空間では感染のリスクがあがります。徹底した換気をすることで対策します。
どのような症状がでるの?
ノルウェーからの報告によるとオミクロン株の潜伏期間は0〜8日で、中央値は3日です。従来の新型コロナウイルスに比較すると咽頭痛の割合が多く、味覚嗅覚障害の割合が減りました。オミクロン株は、さらに風邪と症状がすごく似ており、症状からだけでは診断することはかなり難しくなっています。